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『小児喘息』 [かかりやすい病気]

子どもの喘息は発作を起こすと呼吸困難になることもあり、数も年々増えいます。
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ペットの毛や花粉、ハウスダストやカビなどに対するアレルギー反応が子どもの喘息の原因です。

子どもの体調や環境により、それらに接触しても毎回発作が起きるとは限らず、発作が起きやすい環境というのがあるのです。


発作を引き起こす原因となるものに、くすり、排気ガスやタバコの煙、エアースプレーを吸った時、風邪をひいている時や激しい運動をした後、ストレスを感じた時や天気の変化、季節の変わり目などがあげられます。

喘息を起こしやすい環境は、子どもによって違います。

しっかりと、子どもが発作を起こしやすい状況を把握し、ある程度の対策を、発作を起こす前にしておきましょう。

発作が起きた時は、座らせたり、背中に布団などを入れてできるだけ上体を高い位置に保ちます。
(体を横にして寝かせると苦しくなってしまいます。)

体を温めると発作がひどくなる場合があるので、お風呂は短時間で、体に負担がかからない程度にしてください。

水分は少しずつ与えましょう。

衣服をゆるめ、ゆっくり深呼吸を(できれば腹式呼吸で)させます。

背うまく腹式呼吸ができない場合、背中や腰をさすり、呼吸を整えさせてあげてください。




男の子に多い?『小児喘息』 [かかりやすい病気]

気道(空気の通り道)が炎症を起こし、咳や、息苦しくなったりする病気が喘息です。
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悪化すると咳が激しくなり、聞いているだけでも苦しくなってくるような呼吸の音がしてきます。

喘息の発作は、寝転んでいると苦しいので、座った状態で肩で息(起坐呼吸)をするようになります。

最近では、2歳までに60%、6歳までに90%の確立で喘息が起こると言われています。

全体的にみると、男の子の方が喘息を起こしやすいようです。(女の子の2倍)
成長とともに喘息の症状は軽くなっていきます。

子どもの喘息のほとんどの原因は、アレルギーによるものです。
(食べ物、花粉、カビ、ダニ、ハウスダスト、動物の毛など)

血液検査をして、アレルギーの有無、何ににアレルギー反応を起こしているのかを、喘息の症状が起こった時には調べる必要があります。

症状を軽くし、発作の回数を減らすことも、原因が分かればできます。

原因となっているものを、できる限り取り除くようにし、喘息に対処してください。



冬に多い『クループ症候群』 [かかりやすい病気]

クループ症候群(急性喉頭炎)は冬に多い子どもの病気の一つです。
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喉の奥の声帯のある部分が炎症を起こし、腫れて空気の通り道を塞いでしまう病気です。

生後6ヶ月から3歳くらいの子どもにはウィルス性のものが多く(軽症で済むことが多い)、
3歳から6歳くらいの子どもに、細菌性のものは多い傾向があります。

最初は風邪のような症状で、2、3日、発熱や咳、鼻水などが続いた後に、犬がほえるような咳が出てきて、声が枯れてきます。

悪化すると苦しい呼吸困難な状態になります。

夜に悪化することが多く、窒息してしまうこともあります。

様子がおかしいと思ったら、夜間でもすぐ病院に行けるように注意しておきましょう。

4日から1週間程度で、通常は回復します。

咳が多い病気なので、喉の負担を少なくするために、水分はしっかりと与え、加湿器などを使うとよいでしょう。

咳を誘発してしまうので、冷たい食べ物や刺激の強い食べ物は避けましょう。

喉に刺激を与えないように注意し、できるだけ安静を保つように気をつけてあげてください。




感染力が強く気を付けたい『はしか』 [かかりやすい病気]

はしかは小さな子どもがかかると心配な病気の一つで、感染力がとても強く、かかると重症化することのある病気です。
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ほとんどが咳やくしゃみなどの飛沫感染ですが、空気感染することもあります。

潜伏期間は10から12日で、風邪と同じような症状から始まります。
(38度前後の熱、鼻水、せき、くしゃみ、目やになど)

熱は2、3日たつといったん下がり、周囲が赤い小さな白いポツポツ(コプリック斑)が、ほほの内側に数個から数十個できます。

そして、半日すると、また高熱(39から40度)が出て、耳の後ろや顔に赤い発疹が出ます。

発疹は2、3日かけて、胸やお腹、背中から手足へと、全身に広がります。

最初は4、5㎜程度で、赤くて丸い発疹ですが、発疹同士が次第にくっついてきます。

足先にまで発疹が広がると、熱は2日ほどで下がります。

合併症として、中耳炎や肺炎、まれに脳炎などを引き起こすことがあるので注意が必要です。

入院治療が、合併症の恐れがある場合や重症の場合は必要になります。

はしかは、1才前後の予防接種を受けていない赤ちゃんが多くかかります。

できるだけ早く1才を過ぎたら予防接種を受けましょう。

また、はしかの子と接触した場合でも、ガンマグロブリンを4、5日以内に注射すれば発病を防いだり、軽症で済むことができます。




子どもの目の病気で最も多い『結膜炎』 [かかりやすい病気]

ウィルスや細菌が、目とまぶたの裏にある、目を守る役目をする結膜に感染して、炎症を起こす病気が結膜炎で、子どもの目の病気で最も多いものです。
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アレルギー性結膜炎と、ウィルスや細菌感染による結膜炎とに分けられます。

細菌やウイルス、外からの刺激、アレルギーによるものなど、原因はさまざまですが、最も多いのが細菌による結膜炎です。

子どもでは、肺炎球菌やインフルエンザ菌などが原因で起こることが多いです。

症状は、白目の部分が充血し、目やにや涙が多くなったりします。

ウィルス性による結膜炎の場合は症状が重くなることがありますので注意が必要です。

(エンテロウィルスが原因になっている急性出血性結膜炎や、アデノウィルスが原因になっている流行性結膜炎などがあります。)


流行性結膜炎は、とても感染力が強く、園や学校を、流行性結膜炎と診断された場合は休ませる必要があります。

大人もかかることもありますし、赤ちゃんが感染すると、重症の結膜炎になってしまいます。

特徴的な症状は、目を動かしたときにまぶたの裏にできる小水疱のため、ゴロゴロした違和感があることや、目やにや涙が多く出るようになることです。



子どもに最も多い?『中耳炎』 [かかりやすい病気]

中耳炎は子どもに多い耳の病気で、細菌などが鼓膜の内側の中耳の粘膜に感染し、炎症を起こす病気です。
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子どもに中耳炎が多い理由は、子どもの耳管(耳と喉の境につながっている管)は細長く、水平に近い状態になっているため、鼻や喉から細菌が入りやすいからなのです。

子どもが中耳炎になりやすい理由の一つとして、風邪をひきやすいということもあげられます。

風邪をひくと、鼻や喉についた風邪ウイルスや細菌が耳管を通じて中耳の粘膜に感染し、急性中耳炎を起こすきかっけとなってしまうからです。

急性中耳炎になると、耳を痛がり、発熱することもあります。

悪化すると、鼓膜が破れて黄色い耳だれが出たり、下痢や嘔吐を伴う場合もあります。

治療法としては、初期の段階なら、抗生物質を服用し、耳の中を消毒したりします。

うみが出るほどの症状が悪化している場合は、鼓膜を切開してうみを外に出したりします。

痛みや耳だれがなくなっても、炎症はまだ残っていますので、完治するまでは、薬の服用を勝手にやめずに、医師の指示通りに薬を服用してください。




原因不明の発熱?『尿路感染症』 [かかりやすい病気]

子どもが発熱したとき、一般的な風邪の症状(せきや鼻水など)がない場合は、尿路感染症を疑う必要があります。

大腸菌などの細菌が、腎臓、尿管、膀胱、尿道などに入り込んで、炎症を起こす病気が、尿路感染症です。
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細菌がどの場所に炎症を起こしたかにより、腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎などと呼びます。

乳幼児の尿路感染症には、はっきりした症状はないですが、
大人や子どもの膀胱炎には、残尿管や痛み、腎盂腎炎には、腰痛や高熱があります。

原因不明の発熱が続き、風邪の症状がない場合は、尿路感染症を疑って診察を受けましょう。

たくさんの細菌や、白血球が、尿路感染症の場合は、尿に見つかります。

原因となる細菌に有効な抗生物質を使って治療すれば、1週間以内には治ります。

尿路感染症に気づかずに放置していると、敗血症や髄膜炎といった重症の病気になってしまう場合があります。

早期発見、早期治療が大切です。

予防法は、水分を多くとること、おしっこを我慢させないこと、などです。




早期発見、早期治療が大切!『腸重積』(ちょうじゅうせき) [かかりやすい病気]

腸重積という病気は、生後4ヶ月から2歳ごろまでの子どもに多く、原因はよく分かっていません。
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腸の一部が腸管にはまり込んで、圧迫され、通過障害や血行障害を起こす病気です。

はまり込んだ部分の腸には、血液が流れにくいため、長時間放置すると壊死が起こってしまいます。

アデノウィルス(風邪の症状を起こす)や、ロタウィルス(下痢の原因になる)などが、腸重責を起こした子どもから検出されることがあります。

そのため、ウィルス感染が原因だと考えられています。

症状は、突然の激しい腹痛を起こし、顔面蒼白になったり、嘔吐したりすることもあります。

突然ひきつけるように泣き叫びますが、痛みは2、3分で治まり、平気になって、再び腹痛におそわれて泣き叫び、とそのパターンを30分ほど繰り返します。

特徴的な症状として、血便が出ることです。

初めは少量の血がうんちに混じる程度ですが、しだいに量が増えていきます。

腸管粘膜が傷つき、ゼリー状の血便がでることもあります。

発症後、24時間以内であれば、手術抜きの処置(肛門から造影剤や空気などを注入する高圧浣腸)で治ります。

重症の場合や、24時間以上たっている場合には、手術が必要になることがあります。

腸重積は、早期発見、早期治療が大切です。

少しでも疑いがある場合は大至急、医師の診察を受けましょう。




感染力がとても強い!『水ぼうそう』 [かかりやすい病気]

子どもの病気の中でも水ぼうそうは、感染している子どもとすれ違うだけでも感染してしまうほど、感染力がとても強い病気です。
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潜伏期間は10日から3週間程度(2週間前後が多い)で、高熱(37から38度)が出ることがあり、同時に赤い小さな発疹が出るのが症状です。

発疹は、強いかゆみがあり、全身に広がり、口の中にも出ることがあります。

最初は小さな赤い発疹が、だんだん水ぶくれになり、2~3日で水ぶくれはしぼみ、黒ずんだかさぶたになります。
全ての発疹がかさぶたになるまでは、新しい発疹が次々にできるので1、2週間程度かかります。

他人に感染させてしまう可能性があるので、園や学校は、かさぶたになるまで休ませる必要があります。

水ぼうそうは、健康な子どもには、それほど怖い病気ではありません。

注意が必要なのは、副腎皮質ホルモンや免疫抑制剤を使用している子どもや、先天性の免疫不全の子どもの場合です。

完治するまでに、長期間かかる病気ですので、予防接種を受けておくとよいでしょう。




夏風邪のひとつ『手足口病』 [かかりやすい病気]

手足口病という病気は、子どもがかかりやすい夏風邪の中の一つで、10歳以下の乳幼児や小児によく見られる病気です。
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手足口病の原因となるウィルス(コクサッキーA郡ウィルスや、エンテロウィルスなど)は複数あるため、何度も感染してしまうことがあります。

手のひらや足の裏、口の中に水ぶくれのような小さな発疹ができるのが症状で、ほとんどかゆみや痛みはありません。

口内の発疹が破れて、潰瘍状になり、潰瘍によって、痛みを感じる場合があります。

口当たりが良く、消化の良い食事を与えてください。

熱いものや冷たいもの、刺激物は避けましょう。

手足口病にかかった始めのころに、軽い発熱や、喉に痛みを感じ、食欲が落ちてしまうこともあります。

自然に治る病気で、子どもが元気なら特別に治療する必要も、園や学校を休ませる必要もありません。

通常、重症になることも合併症もほとんどない病気で、1週間から10日くらいで治ります。

しかし、まれに入院が必要となる髄膜炎を伴うことがあります。

急性脳炎などを引き起こして死亡する場合もごくまれにですがあります。




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