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子どもが喜ぶ『キャラ弁』栄養バランスは大丈夫? [子どもの未来を育む食生活のポイント]

子どものお弁当は、キャラ弁等凝ったデザインも相変わらず人気で、
ママたちには大変なことでしょう。

もちろん楽しく食べてほしいのも当然ですが、
見た目を重視するあまり、栄養のバランスはどうでしょうか?

主菜が多すぎたり、主食が少なかったりしているかもしれません。

栄養のバランスがとれやすい、簡単な目安をご紹介します。
キャラ弁.png
■園児ママの多くが勘違いしている栄養バランス

週3回以上子どもの弁当を用意する母親1,000人のうち、
約8 割の母親がお弁当の
『主食・主菜・副菜』
のバランスを勘違いしているという結果がでました。

お弁当の栄養バランスについて、
どのバランスが正しいと思っているか聞いたところ、
最も好ましいとされている
「主食:主菜:副菜=3:1:2」
の割合と答えた人は、21.1%となり、
約8 割が正しい栄養バランスを把握していないということが分かりました。

また、実際に作っているお弁当の栄養バランスについて聞くと、
「主食:主菜:副菜=3:1:2」に近い割合で作っている人は6.7%しかいませんでした。


■一目でバランスが把握できる「3.1.2弁当箱法」

栄養バランスを考えるために、
自分の年齢や体格、活動量に応じたカロリーから、
摂取すべき栄養素の計算をきめ細かくする……といったことは、
なかなか一般の人にできるものではありません。

今回の「3.1.2弁当箱法」は、
ガイドもたいへんわかりやすく実用的だと思います。
というのは、必要なエネルギーは、あくまで平均的な目安であり、
人により物足りないことも多すぎることもあります。
ましてや小さい園児などは、同じ年の生まれでも
体格や成長具合にも差があり、食べられる量も異なります。

「3.1.2弁当箱法」の魅力は、
自分の体格や活動量など適したエネルギー量を、
また食べきれるかどうかという個人差を
考慮したサイズの弁当箱を選ぶこと、
そしてルールに基づいて料理を組み合わせるだけで、
栄養価計算をしなくても、
1回の食事で自分がどのような割合で食べているのかを把握しやすく、
栄養バランスがとりやすい、ということです。

barance.jpg
ルールは、次の5つです。
・自分に合ったサイズの弁当箱を選ぶ
・料理が動かないようにしっかりつめる。
・主食3 : 主菜1 : 副菜2 の面積比に
・同じ調理法のおかずを重ねない
・おいしそうで、きれいなこと

このごはんを中心に様々なおかずを
バランスよく食べられる「3.1.2弁当箱法」は、
健康的なダイエット法としても有効性があり、
わかりやすく実行しやすいと考えられています。


■主菜が多くなりがちなことを意識して

今回のアンケート結果をみると、
主菜の割合がついつい多めになりがちなことが伺えます。
どうしても喜んでくれるお弁当となると、
子どもの好きなものをつめてしまいがちです。

またキャラ弁などは、見ていても楽しく、
子どもも毎日お弁当のふたをあけるのが楽しみになるでしょうから、
否定はしませんが、作品づくりが主体になって、
ハンバーグにウインナー、卵焼き、練り製品などの主菜となるものが増えて、
野菜はプチトマトとブロッコリーが飾り程度……、
というようになってはいないでしょうか。

肉類を使うにしても、
例えば豚ヒレ肉のフライよりは豚薄切り肉の野菜巻きのフライにするなど、
主菜に野菜を組み合わせるだけでも、割合を改善する工夫はできると思います。


■栄養バランスもよい子どもが喜ぶおかずとは?

正しい栄養バランスが分かっても、
今までは子どもの好きなものばかり入れていたのに、
今日から急にスタイル変更!では、
子どももショックを受けたり、喜んでたべてくれないと
悩むママもいるかもしれません。

じょじょに改善していくとしても、
お弁当では足りない部分を把握し、朝ご飯やおやつ、晩ご飯で補うなど、
1日の中で工夫しましょう。

知らずに適当に作るのと、知っていて調整しているのでは、
日々の積み重ねの先には大きな差が開くのではないかと思います。

またお弁当を作る側にとっての喜びも、
食べる側が「おいしく喜んで食べること」だと思います。

お弁当に入れるおかずの調理実態については、
約9割が手作り料理を入れている一方、
約7割もの母親が市販の冷凍食品を利用していることが分かりました。

手作りと冷凍食品を上手く利用して、
お弁当準備の手間を減らす工夫をしていることが伺えます。

さらに、手作りのおかずの割合と子どものお弁当完食程度を分析したところ、
手作りの割合が高いほど、完食の割合も高くなっていることが分かりました。


これは、子どもは食べ慣れたおかあさんの味が好きなのだ、
ということの表れだと思います。

市販品をうまく活用するのもよいと思いますが、
調理済みの商品の中には味の濃いものもありますし、
一般的にはおいしくても塩加減や甘味の加減が我が家の味とは違うのかもしれません。

忙しい朝に毎日すべて手作りすることは大変ですから、
毎日のおかずを少し多めに作って、2~3回分を冷凍し、
手作りおかずをストックしておくなど、
楽をしながらこどもにも喜ばれるお弁当づくりができる工夫をしてみましょう。






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