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仕上はやっぱり「お母さん」? [子どもの歯磨きポイント]

幼児の歯みがきは、歯ブラシに慣れさせるために
まずは本人(幼児、1歳児)に歯ブラシを持たせて磨かせてから
お母さんなどの大人に人が仕上げみがきをして下さいと指導している所もあります。
親子は磨き.png
NHKの『おかあさんといっしょ』でも歯みがきの歌が流れますよね。
歌詞の中でも「仕上げはおか~さん」と歌っています。

しかし、幼児に歯ブラシを持たせるのは、あまりお勧めではありません。

お勧めしない理由としては、

1、幼児(1~2歳児)に歯ブラシを持たせるのは危険。
  くわえたまま遊ぶことになるため。
2、1~2歳児に歯ブラシを持たせると、ただかんでいるだけで歯ぐきを傷つける可能性がある。
  歯ブラシもすぐに痛んでしまう。
3、2歳頃になると反抗期になり、自分が磨いたからもういい(仕上げ磨きを)と言って
  拒否しだすことがある。
  最初から親が磨く習慣がついている場合は拒否しない。
4、1日に数回歯みがきをするが、本人、母親とすると時間がかかる。
  最初からお母さんがすることによって時間短縮ができる。
  母親のストレスの軽減にもなる。


幼児(乳歯列:全てが乳歯で永久歯が1本もない状態)用の歯ブラシは小さめを選んでください。
大きい歯ブラシでは奥歯などが磨けません。



特に嘔吐反射の強いお子さんは毛先の短い物を使って下さい。
歯ブラシの植毛部分が長さ11.5~14.5mm、幅5.5~7mm、
毛先の長さ5.5~6.5mm程度の物を推奨しています。

電動歯ブラシはお母さんご自身が使われる時には歯ブラシの毛先の当て方、
強さがわかりかまいませんが、最愛のお子さんといえども毛先の当て方の強さはわかりません。

歯ぐきを傷つけても気が付かず、歯ぐきの退縮(歯ブラシで歯ぐきを傷つけた)まで
起こすことがありますので使わないでください。



毛先が広がった歯ブラシは使っちゃいけません。
歯が磨けないどころか、歯ぐきを傷つけてしまいます。

お子さんが噛んでしまい、すぐに広がってしまう場合には
お子さん用の歯ブラシと、お母さん磨き用の歯ブラシを2本用意して下さい。

歯ブラシの持ち方の基本は鉛筆にぎりです。
これだと強い力が掛かりにくく歯の隅々まで細かく磨くことが出来ます。


最初から上手に歯磨きをさせる子供などいません。
暴れるのが当たり前です。

お子さんが暴れる場合は保護者の方の太腿の間に頭をはさみ、
お子さんの肩の上に足を乗せるようにすると動けません。

磨き始めたら最後まで磨くのが大切です。
磨いてあげるときは怖い顔は禁物です。
やさしく話かけながら磨いてあげてください。


おりこうさんに磨かせてくれるようになったら、
「お膝みがき」、「立たせみがき」を試してみて下さい。

どの態勢でもお子さんの頭の上からみがくようにするのが
汚れを残さずきれいに歯磨きができ、保護者が楽な姿勢です。


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